臆病と冷静の隙間

日々のことを思いついたときに書き留めています

湯たんぽ

今週のお題「復活してほしいもの」

に合わせて、湯たんぽの話。

先日、実家から湯たんぽをもらってきた。ピジョン製の、サンベビーNという商品だけど、このNが何を意味するのかは分からない。

パッケージには、赤ちゃんが布団にくるまった絵が、可愛らしく温かみのあるタッチで描かれていて、いわゆるレトロものみたい。それもそのはず、私が赤ちゃんの頃(少なく見積っても20年以上前)に買ったものらしい。

低温やけど防止のカバーはなくなっていて、母の作った巾着袋が一緒に入っていた。

箱の裏面を見ると、3年以上経過したら取り替えると書いてある。3年どころの騒ぎじゃない、と冷や汗をかいたけど、同じものをいま父が使ってるというので、じゃあ問題ないだろうと思って、一昨日から使ってる。

寝る前の1時間前くらいから布団に入れておくと、びっくりするほど布団が暖まってる。乾燥機とも違って、じんわりと芯に通るような暖かさ。はじめに夫の布団に入れておいて、途中から私の布団に持ってきて、ずっと足元に置いて寝ている。夫は体温も高くて、筋肉もあるから、今日の寒波もものともしていなかったけど、私は末端冷え性もあって、いつも凍えながら布団に潜っていた。それがどうだろう、一昨日から安眠が続いている。この湯たんぽひとつで。

大切にしようと思いながらも、年季の入ったものだったから、一応保険に……といざ購入する時にも困らないように調べてみたら、なんと、2015年から販売終了しているというのだ。

悲しかった。このなんとも懐かしい箱と、ベビーピンクの丸みを帯びたフォルム、この愛らしさは他にないだろう……とおもって無性に悲しくなってしまった。

いつか復活してくれたら、甥と、はとこと、いつか産まれるかもしれない自分の子どものために買うので、ピジョンさんどうか検討してください。